今期の工事現場/利尻礼文サロベツ国立公園円山園地木道等改修工事
2025年2月4日
こんにちは!企画営業部 麓です
現場の情報第2弾です!今回訪れた現場はこちら
・工事名:利尻礼文サロベツ国立公園円山園地木道等改修工事
・発注者:北海道環境生活部
・受注者:藤建設株式会社
・現場代理人(役職):小坂昌勝(土木副部長)
・工期:2024年7月17日~2025年2月28日
・工事費(落札時):¥153,450,000-
○今回の工事はどのような工事ですか?
老朽化等により木道や展望デッキ、休憩スペース等の劣化が著しいので、古い木道等を撤去し、600mほどを全面改修、部分改修します。
○今回の工事で大変だったところはどんな所ですか?
今回は、サロベツ原野での工事ということで、工事区域が泥炭地と呼ばれる地質で足場が悪く、水位も木道の下部の高さにある事から測量及び設置作業に苦労している。
他にも、サロベツ湿原センターの花やコケなどを傷つけないよう、重機での乗り入れが出来ないため、木道の材料の運搬、撤去設置も全作業人力となっていて、作業員は体力的に厳しい。
また、雪が降ってからは原野の為、地吹雪も発生するので気象情報に注意しながら作業している。
○今回の工事で気をつけていたことは何ですか?
サロベツ湿原センター内での施工ということで、施設は通常通り営業している状態なので、工事区域をバリケードや案内看板でしっかり明記し、観光客が誤って工事区域に入らないように注意している。
自分たちが作った木道の上を観光にきた人が歩くので、段差等がないように心がけて施工している。
○普段の工事で気をつけていることはありますか?
一人で仕事は出来ないのだから現場監督として各職員が働きやすいよう、工事をみんなで協力して作っていくという関係性や雰囲気を大切にしている事と全所員が安全に作業できる環境を整備する事を心掛けている。
○土木副部長としてこれから入る若者にどんな事を期待していますか?
自分は、土木の専門学校を卒業し入社から3年間位は仕事を覚える事が重要で現場を完成した際の達成感、充実感を実感できませんでしたが、現場を何度か経験していくにつれ、実感する事ができた。
これから入る人(特に高卒の方)は最初の3年~5年位は仕事を覚える事で大変かもしれませんが、物を造る事の面白さや達成感に仕事のやりがいを見いだしてほしい。