藤建設株式会社
雪氷熱冷風乾燥システム

当社ではグループ会社の北祐建設コンサルタント株式会社と共同で雪氷熱冷風乾燥システム「ホッケの一夜干し」を開発しております。

ここでは、このシステムの概要について説明させていただきます。



なぜ雪で乾燥するの?

外気を強制的に雪面に接触させると、含まれている水分が雪面で結露し低温の乾燥空気が出来ます。

なぜ雪で乾燥するの?
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「ホッケの一夜干し」はこうして作ります。

一夜干しの製造は、雪山センターから雪入りコンテナが簡易貯雪庫へ運ばれ、庫内で低温乾燥空気を作り、これを乾燥室に送り魚体に吹付け乾燥させます。

12時間後には、約85%に乾燥した美味しい一夜干しが完成します。

「ホッケの一夜干し」はこうして作ります。
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簡易貯雪庫と送風機器の特徴

(1)簡易貯雪庫はコンクリート基盤と防熱シートのみ、送風機器を含めて初期投資は約150万円です。

(2)送風機器の電気容量は0.6kWで大幅に電気消費を縮減できます。

雪氷熱冷風乾燥のメリット

(1)低温(5℃)乾燥のため一般生菌の増殖が少なく衛生的です。

(2)身締まりがふっくらとした肉厚で、外はカリッと中はジューシーで食感も良好です。

(3)電気式乾燥と比較すると、初期投資は半額、イニシャルコスト及びランニングコストはそれぞれ年間約20万円程度安くなります。

(4)雪を利用することで約26.5tの二酸化炭素の排出が抑制されます。人々の生活で一人が年間に出す二酸化炭素の量は2.1tと言われていることから、約10人分に相当します。

実験概要

実験目的

稚内沖合のホッケ漁は5月下旬と10月中旬に最盛期を迎える。稚内沖合産のホッケは羅臼産と比較しても遜色なく美味しく、地域の「食資源」として着眼している。

旬の時期に雪氷熱エネルギーを利用した冷風乾燥で「ホッケの一夜干し」を製品化し、ブランド化を目指すとともに、付加価値を高め地域水産加工業の振興を図ることを目的に、事業化のための実証実験を行い基礎資料を得ることとする。

実験内容

通常の一夜干しには、天日乾燥と機械乾燥が有る。天日乾燥は天候に左右されることから、機械乾燥が主な製造システムとなっている。この冷風乾燥は除湿乾燥とも呼ばれ、20℃前後の乾燥した空気(湿度40〜50%)を魚体に吹付け乾燥させる。乾燥時間は約12時間程度で、夜間に乾燥させ翌朝には出荷する。

本実験での一夜干しの製造は、外気を雪や氷に強制的に接触させることで、外気に含まれている水分が雪氷表面で結露し低温の乾燥空気を作る。この低温乾燥空気をヒーター等で昇温した後、魚体に吹き付け乾燥させるほか、昇温せずそのままの低温乾燥空気を魚体に吹き付け乾燥させ、昇温の必要性を検証する。

また、機械乾燥との相違として乾燥後の一般生菌数と肉厚を比較する。なお、実験内容を下表に示す。

実験期日 第1回 case1 平成20年7月7日実施
case2 平成20年7月8日実施
case3 平成20年7月9日実施
第2回 case4 平成20年10月1日実施
実験場所 稚内市中央4丁目18番18号 丸共水産株式会社敷地内
実験施設 プレハブハウスを改造 W4.5m×L2.0m×H2.4m
貯雪倉庫  7.2m3(=2.0×1.5×2.4)
乾燥室   5.8m3(=2.4×1.0×2.4)
主要機器  送風機器、攪拌機ほか
共同研究開発 藤建設株式会社
北祐建設コンサルタント株式会社
実験内容一覧
実験項目 外気導入 低温除湿 昇温工程 温湿度測定 重量測定 肉厚測定 一般生菌数 備考
第1回 case1     冷熱源:市販水
case2     冷熱源:市販水
case3     冷熱源:市販水
第2回 case4   冷熱源:市販水

雪氷熱冷風乾燥システム

外気を雪氷に直接接触させ低温除湿空気を作り、これを昇温し魚体に吹き付け一夜干しを作る。この雪氷熱冷風乾燥システムフローと湿り空気線図上の空気の流れを以下に示す。なお、システムフロー図の気象条件は稚内7月の温度・湿度(アメダス)による。

システムフロー図
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システムフロー図
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このシステムについてのお問い合わせ

雪氷熱冷風乾燥システムについてのお問い合わせは以下の通りです。

・藤建設株式会社 (TEL 0162-23-4810)

・北祐建設コンサルタント株式会社 (TEL 0162-24-2569・011-721-9955)

ご購入を希望される方は下記のアドレスへ

・花昆布本舗やまじょう

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